4年生の算数を教えるのは,花まる教頭先生。いつも教室からは笑い声と激論する声が響いてきます。
4年生は,5年生の教科書を進めながら,中学受験のためのテキストとなる「EIKO練成テキストⅠ」で,復習や難問に挑戦しています。
練成テキストでは,「概数」を進めています。教科書では4年の1学期末に学ぶ内容ですが,先取学習によって子どもたちは3年生のときにすでに概数を学び終えています。
「切り捨て,切り上げ,四捨五入。どの表し方がいいですか?」
1つの授業の中に対話を取り入れるのが,EIKOの授業の特徴で,4年生は激しい討論が大好きです。
「0-4で切り捨て,5-9を切り上げてバランスがいいので四捨五入がいいと思います!」
「ずばっと切り捨てるとすっきりするので,切り捨てがいいと思います。」
「買い物のときに足りなくならないように切り上げがいいと思います。」
アクティブラーナーの子どもたちは,自分の意見をしっかりと発表します。
今日のメインの課題は,「四捨五入して百の位までの概数にすると3700になる数は何個あるでしょう?」
でしたが,見通しを持ちながら解決させるために,課題の分割をします。
①例えばどんな数?
3650
3701
3749
3748
3695
具体的な数に気づいたら本題です。
②全部で何個あるでしょう?
「一番小さい数が3650」
「いちばん大きい数が3749」
先ほどの書き出しをさせたのは,数の範囲を意識させる伏線です。
「ということは3650-3749で99こ??」
数の個数はひきざんをしたあとに最初の数が含まれているので+1をしないといけません。そこで,この課題の前にクイズに取り組んでいました。
1~9までは数は何個?
0~9までは数は何個?
100~200までは数は何個?
高度なことを 楽しく学ぶ子どもたちは確実にアクティブラーナーに育っています。EIKOのカリキュラムとプロの授業によって,他の学校では学べないことや,身につけられない学力をしっかりと身につけてぐんぐん育っている英宏の子どもたちです。