英宏小では毎週水曜日の朝の10分間を音読タイムとしています。音読タイムは短歌名人先生が選んだ古今東西の珠玉の詩歌や名文のリズムを音読で楽しみ、暗唱する時間です。音読する作品はその季節にあわせたものや発達段階にあわせて、ほぼ一ヶ月ごとに新しい作品を音読することにしています。
今日、1年生が音読しているのは高村光太郎の名詩「冬が来た」。「きっぱりと冬が来た/八つ手の白い花も消え/公孫樹の木も箒になった…」。1年生の元気な声が響き渡ります。そして、実際の冬景色を見た時にこの詩の言葉がよみがえり、子どもたちの豊かな感性を育てていきます。
2・3年生は『枕草子』の序文。「春はあけぼの、やうやう白くなりゆく山際…」と日本を代表する名文を心をこめて音読します。季節のうつろいは日本の文化に深く根ざしています。日本の文化の大切な部分を音読を通して、楽しく身につけていく子どもたちです。