①テトリス(2年生チャレンジ算数)
4つの正方形を辺をぴったり組み合わせるとどのような形ができるか考えます。
そして,全部で何種類あるかを数え上げます。
テトリスをマス目のある紙に,下から隙間なく積み上げてかいていきます。
子どもたちが大好きなゲームを教材化した,平面図形の感覚を豊かにして数え上げをマスターするのに絶好のオリジナル教材です。
②長さ(3年算数)
量と測定の領域は,具体的な算数的活動と単位の修得が欠かせません。
この単元では巻尺での測定方法と,1kmの単位を学びます。
「1mより長いものをはかるときにはどうする?」
「10mものさしをもってくる?」
そこから長いものをはかるために巻尺が便利であることに気づかせます。
「筒状のものをはかるときに,ものさしでぐるりとまわしてはかる?」
2つ目の,巻き尺のよさとして,柱状のものが測定できることを知ります。
実際に測定をします。
「先生,ウエスト測らせてください。」
子どもたちは,今まで測定できなかったものが測定できるようになった喜びで満ちあふれます。
当たり前のように新しい内容を与えるのではなく,今までのやり方ではできないという不具合を生じさせて,新しいアイディアを作り上げていくのが算数のおもしろさを味わわせるポイントです。
③1万より大きな数(3年算数)
数の知識の範囲を広げていく,子どもたちが未知の領域を知識としていく感動の単元です。ところが,この単元では,知識・理解でのつまずきが多く見られます。
第1次,導入は本物を見ること。「印刷室の紙の枚数を数えよう」ということで,実際に印刷室の紙を数えました。
子どもたちは,100程度の具体物を見た経験はあっても,数万というものを見た経験がありません。つまずきは,具体物を見ることで解消へとつなげます。
また,「位の部屋」「百玉そろばん」を用いて,位取り記数法の概念を深いものとしていきます。
「お財布ゲーム」
10000円,1000円,100円,1円をそれぞれ1まいずつもっています。
合計で9枚もっています。
お財布の中のお金をかきます。
友だち同士ノートを見せ合いながら,相手のお財布にいくらはいっているか,数でかき,それを読みます。
大きな数の読みや書きもつまずきの見られるところですが,ゲーム的な要素を取り入れることで,大きな数で表すことのよさや,数の感覚を育てます。
問題解決授業を展開し,子どもたちの問題解決能力を高めます。
子どもたちのノートはあっというまにかわっていきます。
あまりのあるわり算で,等分除の場面です。
自分なりに,具体図をかいて求めています。
道のりと距離
「家から学校までどのようにいきますか?」
こどもたちは道に沿って線を引いていきます。これが道のり。
「空を飛べるようになったらどうしますか?」
子どもたちは,まっすぐ線を引きます。これが距離。
算数の用語には意味と歴史があることをつたえると,子どもたちは目を輝かせて話に聞き入ります。
わり算の検算
□をもとめるためにどのような計算をするのか,自分の考えが書けています。
「これは何に使えるかな?」
検算の公式を教えても子どもはすぐに忘れます。
検算の意味を教えると子どもたちは忘れません。
このような算数を展開しているので,子どもたちは算数が大好きです。
単元テストでは,常に学級平均が100点近くになります。
日本や世界が注目する「花まる算数」を展開する英宏小学校です。