今日はキャリア教育の一環として日本ポジティブ教育協会代表理事の足立啓美先生をお招きし、「レジリエンス講座」を開催しました。足立先生はイローナ・ボニウェル博士のメソッドにもとづき、教職員や親子に向けた日本型のレジリエンス教育プログラムを開発しており、その取り組みはNHKの「クローズアップ現代」をはじめ様々な教育誌でも紹介されています。
レジリエンスとは「大変なことがあっても、あきらめない、元気になる力」のこと。今回の講習会は児童の発達段階にあわせて「1~3年生グループ」と「4~5年生グループ」にわかれて実践的な講習がおこなわれました。
足立先生の自己紹介からはじまった講習会。自分の「気持ち」を見つめることからスタートします。
ワークシートに自分の「きもち」を記入する子どもたち。「きもち」の変化のもとには「できごと」があることなど、グループワークを通して理解を深めます。
同じ「できごと」を体験しても、人によって感じ方がちがうことを知った子どもたち。「いいきもち」「いやなきもち」とどのように向き合うかをしっかりと身に付けていきます。
今回の講習は80分1コマ。その中で様々なプログラムに取り組みます。あるプログラムでは「物語」を通して、「逆境」をどのように乗り越えるかを学びます。
グループワークを通して、「困難」を乗り越えるために必要なことを学んでいく子どもたち。
「あたらしいこと」「むずかしいこと」に出会ったときにどのように向き合うかを学ぶことは、子どもたちの成長に欠かすことができないこと一つです。
今、「レジリエンス」という概念は様々な方面から注目されています。今回は保護者の方対象の「レジリエンス講座」もひらいていただきました。
足立先生による「レジリエンス講習会」は茨城県内では初開催となりました。英宏小の子どもたちには今回の講習を通して学んだことを活かして、さらに輝いてほしいと願っています。