2015.10.11短歌甲子園2015に参加して~高校生の短歌に思うこと~

私は「歌人」として高校生の文芸部の活動に携わる機会があります。今年の夏も「全国高校生短歌大会~短歌甲子園2015~」に審査員の一人として参加しました。

私は「歌人」として高校生の文芸部の活動に携わる機会があります。今年の夏も「全国高校生短歌大会~短歌甲子園2015~」に審査員の一人として参加しました。

第10回全国高校生短歌大会(短歌甲子園2015)は岩手県盛岡市において8月19日(水)から21日(金)に開催されました。今年の大会には、全国から41校51チームの応募があり、予選を通過した35校35チームが参加しました。

第10回全国高校生短歌大会(短歌甲子園2015)は岩手県盛岡市において8月19日(水)から21日(金)に開催されました。今年の大会には、全国から41校51チームの応募があり、予選を通過した35校35チームが参加しました。

大会初日の開会式が行われたのは盛岡市玉山区の姫神ホール。生徒たちは石川啄木記念館や渋民公園、盛岡城跡公園などを巡り、題詠(決められた題に沿って短歌を詠むこと)に挑みます。その時に詠んだ作品を「団体戦」「個人戦」のそれぞれに提出します。

大会初日の開会式が行われたのは盛岡市玉山区の姫神ホール。生徒たちは石川啄木記念館や渋民公園、盛岡城跡公園などを巡り、題詠(決められた題に沿って短歌を詠むこと)に挑みます。その時に詠んだ作品を「団体戦」「個人戦」のそれぞれに提出します。

同大会の団体戦は柔道・剣道の団体戦のように先鋒・中堅・大将の順番で3名がそれぞれ自作を披露し、5名の審査員の判定を仰ぐというスタイル。私はその中の1人として審査員を務めています。

同大会の団体戦は柔道・剣道の団体戦のように先鋒・中堅・大将の順番で3名がそれぞれ自作を披露し、5名の審査員の判定を仰ぐというスタイル。私はその中の1人として審査員を務めています。

3日間の熱戦を制して優勝したのは岩手県立盛岡第四高等学校、準優勝は茨城県の水戸葵陵高等学校、第3位は岐阜県立飛騨神岡高等学校と福島県の会津若松ザベリオ学園高等学校、審査員特別賞は神奈川県立横浜翠嵐高等学校、話題賞は宮城県宮城第一高等学校です。

3日間の熱戦を制して優勝したのは岩手県立盛岡第四高等学校、準優勝は茨城県の水戸葵陵高等学校、第3位は岐阜県立飛騨神岡高等学校と福島県の会津若松ザベリオ学園高等学校、審査員特別賞は神奈川県立横浜翠嵐高等学校、話題賞は宮城県宮城第一高等学校です。

私にとって高校生と交流することのできる「短歌甲子園」は多くのことを学ぶ大切な機会となっています。なぜなら、高校生の短歌を読むことを通して、「幼児期」「学童期」「思春期」「青年期」と成長していく子どもたちの「心」の成長を考えることができるからです。

私にとって高校生と交流することのできる「短歌甲子園」は多くのことを学ぶ大切な機会となっています。なぜなら、高校生の短歌を読むことを通して、「幼児期」「学童期」「思春期」「青年期」と成長していく子どもたちの「心」の成長を考えることができるからです。

大会で詠まれたたくさんの作品の中の一部をご紹介したいと思います。

   【個人戦】
  最優秀作品賞(題「笑」)
・我の名を忘れてしまった祖母は今
 微笑んでいる
 桜満開
          青森県立八戸高等学校
            小川青夏
  優秀作品賞(題「似」)
・まだ君は眠ってるだろう
 静けさの
 自転車置き場は海に似ている
      岩手県立盛岡第四高等学校
            土谷映里
 【話題作品賞】(題「嘘」)
・悪気なく決めた
 明日君と話せたら
 ギターができると嘘をつこうと
           水戸葵陵高等学校
            戸田志門
 【石川啄木賞】(題「森」)
・ベトナムの森に鉛を撃ちし祖父
 水鉄砲で
 我と戯むる
     青森県立八戸高等学校
      ガルブレス サムエル
 【特別審査員小島ゆかり賞】
          (題「嘘」)
・「初めて私、貴女に嘘をつきました。」
 白い光が滑って
 いった
       水戸葵陵高等学校             矢澤愛実

大会で詠まれたたくさんの作品の中の一部をご紹介したいと思います。   【個人戦】  最優秀作品賞(題「笑」)・我の名を忘れてしまった祖母は今 微笑んでいる 桜満開          青森県立八戸高等学校            小川青夏  優秀作品賞(題「似」)・まだ君は眠ってるだろう 静けさの 自転車置き場は海に似ている      岩手県立盛岡第四高等学校            土谷映里 【話題作品賞】(題「嘘」)・悪気なく決めた 明日君と話せたら ギターができると嘘をつこうと           水戸葵陵高等学校            戸田志門 【石川啄木賞】(題「森」)・ベトナムの森に鉛を撃ちし祖父 水鉄砲で 我と戯むる      青森県立八戸高等学校      ガルブレス サムエル 【特別審査員小島ゆかり賞】          (題「嘘」)・「初めて私、貴女に嘘をつきました。」 白い光が滑って いった       水戸葵陵高等学校             矢澤愛実

高校生の短歌を読み、発言を聞きつつ思うことがあります。それは、彼・彼女らが自分自身の生き方や社会について驚くほど真剣に考えているということです。

高校生の短歌を読み、発言を聞きつつ思うことがあります。それは、彼・彼女らが自分自身の生き方や社会について驚くほど真剣に考えているということです。

「言葉」と向き合うことはそのまま「人生」と向き合うことにほかなりません。それは、小学生・中学生もまったく同じことといえるでしょう。子どもたちの「言葉」と向き合い、子どもたちの「人生」に寄り添うこと。「短歌」という表現形式を通して、できることはたくさんあると思います。

「言葉」と向き合うことはそのまま「人生」と向き合うことにほかなりません。それは、小学生・中学生もまったく同じことといえるでしょう。子どもたちの「言葉」と向き合い、子どもたちの「人生」に寄り添うこと。「短歌」という表現形式を通して、できることはたくさんあると思います。

最後に心に深く残った1首を紹介したいと思います。
  題「願」
・新しく生まれたい夜
 願いこめ
 二十枚の爪すべてを磨く
   岩手県立盛岡第四高等学校
            武田穂佳

「短歌甲子園」の詳細は下記のウエブサイトでご覧ください。
 http://www.city.morioka.iwate.jp/machizukuri/brand/12208/033777.html

※本ブログの写真は「全国高校生短歌大会実行委員会事務局」よりご提供いただいたものです。

執筆 教頭 田中 拓也

最後に心に深く残った1首を紹介したいと思います。  題「願」・新しく生まれたい夜 願いこめ 二十枚の爪すべてを磨く   岩手県立盛岡第四高等学校            武田穂佳「短歌甲子園」の詳細は下記のウエブサイトでご覧ください。 http://www.city.morioka.iwate.jp/machizukuri/brand/12208/033777.html※本ブログの写真は「全国高校生短歌大会実行委員会事務局」よりご提供いただいたものです。執筆 教頭 田中 拓也